Love start

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あー体育楽しかったなぁー。 授業中はそんなことばかり考えていた。 「ねぇ、りか!雅どーしたの?」 「あー、さっきのリレーで風野にバトン渡したからうれしいみたいよー!」 「そーいうことかぁー。ってあれ?結局好きなの?」 「あたしは、そーだと思うなー。夕姫どう思う?」 「その話聞いたら、なんかそうぽっいかもー!」 「でしょでしょ。応援してあげて!」 「りょーかい」 裏でこんなにも仕組まれているなんて、私は気づくはずもなかった。 ー掃除 掃除の時間かー。 風野と2人ってやっぱムリかも。 と思いつつも、いやいや保健室へと向かう。 ガラッー 風野は、もうそこに来ていた。 「たくちゃん来るのはやいねー!」 「あんたが来るの遅いだけだろ」 たくちゃんは笑っていた。 からかってみたくて、バケツの水をたくちゃんにかけた。 ーバシャッ たくちゃんは、目をギュッとつぶった。 おもしろすぎて私は爆笑してしまった。 たくちゃんも爆笑していた。 楽しい 「ねぇねぇ!たくちゃんて何型?」 「んーと、B型。」 「え!あたしといっしょじゃん!じゃぁ、たくちゃんもボコボコだねー」 「ボコボコ??」 「橋田先生、顔がボコボコじゃん?あれ、B型だからなんじゃない?って麻友と言ってたの!」 たくちゃんは爆笑した。 「そーいうことか!」 ボコボコ=BOKOBOKO=B 「じゃぁ、A型は?」 「A型はあるある!!!A型って、なんでも当てはまるじゃん?マイペースとか、几帳面とかさー。」 「なるほどなーO型は?」 「おおー!だよー。特に意味はないよー。なんか、思いつきで。」 「なにそれー」 「で、AB型がねー」 「あるあるボコボコ!!!!」 「あるあるボコボコ!!!!」 今…ハモった!? たくちゃんと顔を見合わせ2人で大爆笑★ 「はーおもしろー!!!!!」 「もーたくちゃんハモらないでよー!」 「なんでー。ちがうし。」 キーンコーンカーンコーン 掃除の終わりを告げるチャイムが鳴った。 楽しかったな。 この時私の心が動き始めた事に自分自身も誰も気づいていなかった。
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