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『明人。お前、今日誕生日だよな?』
『いんにゃ、違うけどー?』
『え、マジで!?』
『勇太郎、勇太郎、今日何の日だか覚えてる?』
『……エイプリルフール?』
『つーまーりー?』
『嘘かよ!』
『あははっ!』
『あははじゃねーっつーの……で?』
『ん?』
『誕生日じゃないっていうのが嘘なんだよな』
『まあ、そうだったりもするけど?』
『よかった、一瞬マジで違うかと思ったぜ……ほら、これ』
『プレゼント? 結構おっきいけど、ぬいぐるみとか渡されても迷惑なだけだからね? ていうか、この年になってぬいぐるみとかセンス疑うよ?』
『ばーか、ちげぇよ。いいから開けてみろって』
『……フェザーストール?』
『お前、そういうの好きだろ』
『好きだけど……これ、高くなかった?』
『ちょっとな。でも、そんなの気にすんなよ。お前は俺の……大切な、仲間なんだからな。それくらいなんともない』
『仲間……』
『なあ、明人。昨日さ、父さんに言われたんだ。次のウルティマレッド、俺が選ばれそうなんだって』
『え、マジで!? すごいじゃん!』
『ありがとな。んで、こっから重要。俺がレッドになったらさ、明人。お前がイエローやってくれないか?』
『え?』
『明人、頼む』
『……俺、は―――――』
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