ノリって恐ろしいよね…

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バーーン!!! 「おいガキ!命令だ!お前4月からこの高校行け!!」 バシッ!! 自分の部屋のベットで漫画を読んでいた俺に、突然しかも、扉を壊す勢いで入ってきて、何かの紙を机の上にこれまた勢いよく叩きつけた主は俺の兄貴、宮田優也。 今日は、不良か…ならば… 「んだと、くそ兄貴!!てめぇの命令なんて誰が聞くかボケェ!!!つーか、うっせぇんだよ!出てけ!!」 「てんめぇ、俺の命令が聞けねぇだぁ? いつから偉くなった?くそガキ!!ガキが俺に口答えすんじゃねぇよ!黙ってその紙見やがれ!!」 そこで俺は兄貴が指差した、机の上にある紙を手に取った。 「……!?ぁあ!?んだよこれ!男子校!?俺は共学の高校受け終えてんだよ!!ふざけたこと抜かしてんじゃねぇ!何が『この高校行け』だぁ?行くわけぬぇだろうが!」 俺はその紙を床に叩きつけた。
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