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すると兄貴は俺に近づいて、
グワシッ!
と頭を掴んだ。
「いっぺん頭かち割らないと直らねぇみてぇだな、クズは。お前が俺に勝てるわけねぇだろうがよ、おい!」
俺は頭を掴んでいた兄貴の腕を掴み力付くで剥がした。
「いつまでも、勝てると思うなよ?くそ兄貴」
「ハッ、なんならやるか?俺に勝てたら戻してやるよ!」
兄貴は鼻で笑い、挑発してきた。
「ああ、やってやるよ!その言葉忘れんなよ!真剣勝負だ!!」
「いくぜ!!」
俺たちは互いに距離をとり、深呼吸した。
そして、
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