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と、まぁ、半強制的に俺はこの高校に入ることに。
あ~、あと回想で最初と最後口調変わってるだろ!とか思った人、勘違いしないでほしいんだが、別に俺は不良じゃない。加えて、兄貴とも仲は悪くない。むしろ、仲の良いほうだと思う。
口調を変えていたのは、俺と兄貴の小さい時からの遊びだ。俺らは昔から誰かになりきって話すことが好きで、社長・秘書、貴族、先生・生徒、不良…etc. 色んな役になりきって遊んでいた。
(…なんか厨二っぽいが気にしない…)
何でか、っというと、面白いからとしか言いようがない。それを飽きずに今も続けている。
兄貴に関しては、それの影響もあってか変わった方向の趣味に…
気づいた人もいるだろうが、俺の兄貴は所謂、“腐男子”というやつらしい。俺が王道やら金持ち学校やら、その他諸々の事情とか知っている訳は、腐男子である兄貴がそれはもう、毎日のように話してきたからだ。そのせいで、俺は知らなくてもいいことを知ることになった。
だが、俺は断じて腐男子ではない。ホモでもない。兄貴もホモではないが。
顔が平凡な俺に対して、イケメンの部類に入る兄貴には溺愛している彼女がいる。羨ましいとか思ってない…
話が逸れたが、兄貴は彼女がいるためこの高校に入らなかったらしい。だから、弟の俺を代わりに入れた、…俺の選択権は?
色々思う所はあるが、“真剣勝負”と言ったからには従うしかあるまい…。
そんなわけで、俺は今日から今、目の前にある聖園学園に入学する。
志望理由は、
…その場の『ノリ』。
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