王道と平凡

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聖園学園の無駄にでかすぎる門と校舎に妬み、これまた無駄に長すぎる校舎までの道のりに悪態をつけながらも、やっとこさ校舎につき、知らされていた自分のクラス、1-Bに入ると既に殆どの生徒がおり各々でわいわい喋っていた。 俺はゆっくりと教室を見渡し、静かで空いている席を探した。 視線を窓側に向けると前から二番目の席が空いていて、比較的静かそうだったからその場所に席についた。 それから数分も経たないうちに、 扉が勢いよく開き、中にホスト?って疑いたくなるような、夜の人的な感じのイケメソな男が入ってきた。 すると、クラスの中の何人かが突然 「キャーーーー!!!!」 と女子並みに高い声を響かせた。
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