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「はぁ～、やっちまったぜ…」
春、桜もゆる季節。
華々しい新学期が始まろうとているなか、俺は暗い気持ちでいっぱいだった。
中学を卒業して、新しく高校へ行くわけなんだが、その“高校”が俺の気持ちを下げていた。
というのも、その高校は男子校で寮制。そこまでなら普通だ。だが、この学校はいわゆる金持ち学校で、家柄の良い坊っちゃんたちが行く学校らしい。それに加え、小学校から大学までの一貫校だそうだ。そして、一番重要なのがこの学校にいる生徒の ９割だったか？が同性愛者、つまり、“ホモ”や“バイ”だということ。その他がノーマル…少なすぎだろ!?
何故かというと、家柄の良い家の子供は将来の相手を簡単に決めることが駄目ならしい。間違って子供ができてしまわないようにらしいが、その結果がこれでは良いのか？………金持ちは大変っつうことだな、うん。
俺は普通の一般の家、貧乏じゃないけど、金持ちでもない。俺はここでいうと外部生として入学する。一般人の俺がなんでこんな金持ちホモ学校に入学することになったかというと、それは約一ヶ月前に遡る…
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