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「山岡…、
お前は今までなんどもなんども
失敗をしてきた。
でも今回で148回目とは
どういうことです?
学習しないのですか?」
マイケル先輩は
まるでゴミを見るような目で
僕をみた。
マイケル先輩のいう通りだ。
僕はいつもいつも失敗ばかりで
マイケル先輩にも鬼津先輩にも
迷惑ばかりで…
「だから、
今回は罰を与えることにした。」
「え…。」
マイケル先輩がそう言うと
「おら!!
これを苦汁だと思って飲め!!」
他の先輩が
味噌汁をいれるはずだった
器を持ってきた。
「うっ!!」
そこには死んだ蛙と
蛙の卵が入っていた。
「そこらへんにいたやつよ。
さあ、食べなさい。」
マイケル先輩は
不適に笑ってそういいました。
「待ってください…
こんなのおかしいです!!
これ以外ならなんでもします!!
僕、両生類駄目なんです!!
アレルギーなんです!!」
僕は必死に懇願した。
でも先輩たちは許してくれない。
「さあ!!喰えよ!!」
「うわっやべ!!
動画にあげようぜ!!」
「このエロ野郎!!
報いを受けろ!!」
「はあ…はあ…
山岡くん可愛い…」
むしろ面白がりました。
僕が愚図なのがいけないのでしょうか?
鬼津先輩の演技に憧れたのが
いけないのでしょうか?
嫌だ…
「待って。」
僕の心が折れかけたときだった
無口で有名な鬼津先輩が
声をあげた。
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