ブルーウルフの少年

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「と、その前に…チーム名決めるにゃ」 あ、そういえば… 「そうえばそんなこと言ってましたね」 「なんか勢いが一気にそがれた…」 「でもチーム名決めないと闘技場に入れても特訓ができないにゃ」 ならしょうがないか… 「てか技法の奴はやっても問題なかったの?」 「見せる分には問題にゃいしそもそも今は誰もいないにゃ」 あ、そっか 「んで?チーム名は何なの?」 「これからみんなで決めるにゃ!」 おい 「え、決めてなかったの?」 「じゃあシエルからいくにゃー!!」 ずいぶんと強引だな 「え?私からですか?そうですね…『シネ!竜介』なんていかがでしょうか?」 「なにそれ!?俺殺す気マンマンじゃん!!」 「ん~みんなの最初の文字をとったのですが…」 一人だけ名前フルなのと入れる順番考えて!! 「じゃあ次は私にゃ!えっと…『にゃんにゃんにゃん!!』でどうにゃ?」 「それチームとどんな関係あるんだよ!?」 「ダメ出し多いにゃ~、じゃあ次、竜ちゃんにゃ」 お、おれか?んん~、なんかないかなんかないかなんかないか…………はっ!! 「『ネリケシだ!!』」 「「それはない(にゃ)!!」」 結局決まらず三十分経過 この頃になると各々のチームがわらわらと闘技場に集まってきていた 「そろそろ決めないと…空きスペースなくなるぞ…」 「でもいいチーム名が決まらないにゃ…」 「どうしましょう…」 「そもそも先にチーム組むって時点で考えておけって話だよ」 「もういいにゃ!!竜介、この闘技場できになった人をさしてにゃ!それの種族に+αのチーム名にするにゃ!!」 「なっ!?」 なんて投げやり!!…まぁ確かにこのままじゃいくらでも時間がかかりそうだし… 「よし、とりあえず目をつぶるか」 俺は目を閉じ人の気配が多いところに意識を集中させた 「………あれだ!!」 「あれは…ウルフ族にゃね」 オオカミもいるのか… 「着ている服は青ですね…」 「チーム名は…『ブルーウルフの少年』にゃ!!」 なんてままんまなチーム名なんだ!!
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