プロローグ

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ある日の午後 「ゲーム、ゲーム、ゲーム♪」 ゲームと連呼しながらスキップで駆ける高校生がいた。 俺の名は狩野竜介。 公立高校に通うどこにでもいる普通の高校生だ。 学校終わりにゲームショップに寄り、興味のある作品を探すことが俺の日課となっている。 いつものゲームショップにたどり着くと早速新作コーナーを散策し始めた。 「今日の新作はっと…なんだこれ?スリードラゴンハンターズ?」 そこには「新感覚!!これがゲームの最先端!」と特に内容のない宣伝紙を貼られた作品がポツンと置かれていた。 「何で新作なのに1本しか置いてないんだ?値段は5000円か、買えなくはないな。」 1本しか置かれていない事、新作の割には安い値段から良作ではない気がした。 だが、俺は不思議と買ってもいい気がした。 俺は会計を済ませそそくさと店を後にした。 「さてと、早速やってみるか」 家に着き、俺は駆け足で階段を上がり部屋に入った。 鞄をベットに投げ、早速買ったゲーム「スリードラゴンハンターズ」を取り出した。 「裏に何も書いてないんだが…」 パッケージの裏は光を吸い込んでいるのかと思ってしまうほどに黒かった。 「まぁいいや、やってみれば分かるだろう。」 俺はソフトを取り出し本体にセット。 ゲームを起動させた。
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