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「くりむ、行くぞ」
「はい」
俺はくりむを手のひらにのせ、言葉を紡ぐ
『古より伝統の機械武器よ。いま時をへてこの手に!!』
くりむが光輝いていく
「ま、まぶしいにゃ…」
「こ、これは!」
光が収まると俺の手には灰色の柄とその先からピンク色の光る刀身が伸びていた
「……ふぅ、うまくいったな」
《ですね》
「このピンクに光った剣はなんなのにゃ?」
ネーナがピンクの部分に触ろうとしてる!!
「さわっちゃだめ!!」
「にゃ!?」
剣に触れようとしてつい怒鳴ってしまった…
「な、なんで触ってはだめなのですか?」
「この剣はものすごい熱をおびた剣なんだ。見てて」
ピンクの部分を土に向けて落とすと土が液体状になりながら避けるように穴が開いていく
「にゃ、にゃんと…」
「土が…溶けてますわ…」
「これはビームサ○ベルと言って、たしか…約10000~14000度の熱があったんだっけな…」
実際はまったく知らんが
「い、一万ごえかにゃ!?」
「そ、それはすごい高熱ですが…それならどうしてこんなにも近くにいて熱く感じないのですか?」
「そ、それは……都合のいいようにできているんだよ!!うん、そうしよう」
「うにゃ~…それよりもその武器で生徒攻撃して大丈夫なのかにゃ?」
あ……
「安全性忘れてた…」
「それではだめですね。いくら強くても生徒を溶かすのはさすがにまずいですから…」
「安全性もかねた武器を作って欲しいにゃ(今年がそうゆうルールだったらにゃぁ…)」
安全でなおかつ強い武器…セーフティー付にすればいいかな…
「よし、やるぞくりむ」
《はい!》
『今、世界の平和のために民を救う力を!!』
「………にゃ?」
「黒い…棒、ですか?」
「なまえは警棒」
「ケイボウにゃ?」
まぁ本物よりはだいぶいじってあるけど…
「この警棒は、このボタンを押すと、自分の思ったレベルの電流が流れるんだよ」
「それなら安全性もありますね」
「どのくらいで気絶するかは全然わかりませんが…」
「その辺は種族によってまちまちにゃから自分で探すしかないにゃ」
とりあえずかみなり級はやめとくか…
《もし危なそうでしたらこちらでも調節しますね》
「おう、ありがとう」
「それじゃあ武器もとりあえずできたし、特訓を開始するにゃー!!」
「「おおーー!!」」
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