プロローグ

3/3
前へ
/24ページ
次へ
ゲームを起動するとどこかで聞き覚えのある音楽が流れてきた。 「あれ、この曲もしかしてこれパクリ…。」 とんだハズレクジを引いたかもしれない。 スリードラゴンハンターズをネットで検索するも特に引っかからず。 マジで事前情報すらないのになぜ買った。 「…とりあえずキャラ作成からみたいだな。」 俺はキャラにこだわりはあまり無いからデフォルトで進める。 「次は…キャラの性格を決める?。」 次の項目には4つの問いとその選択肢で性格が決まると簡素な説明が乗っていた。 問1 異世界があると信じている?  YES 問2 冒険をしてみたい?      YES 問3 魔法を使ってみたい?     YES 問4 パッケージのタイトルの色は? 「タイトルの色ぉ?。」 他の問はまぁあったらいいなみたいな感じでYESしてたけど、(そもそもこれでどう性格を決めるのか分からないが…)最後の問は謎すぎる。 なぜパッケージのタイトルの色を打ち込む? 考えても分かるわけないので取り敢えず打ち込む。 問4 パッケージのタイトルの色は? 紫 すべてを入力すると軽快な音とともに文字が出てきた。 『おめでとうございます。あなたは条件をみたしております。』 …はい? 『裏ルート、「異世界」へご招待いたします』 その文字があらわれると同時に、目の前の景色が歪み初め、立ち上がることすらまともに出来なくなっていた。 「なんだ…これ。」 そのまま俺の意識は遠のいていき、プツリと途絶えた…。
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

57人が本棚に入れています
本棚に追加