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黒いローブに身を包み、フードで顔を隠した人物が3人立っている。
おそらく声を発したのは中心に立つ人物だろう。
「おとなしく部屋で寝ていてもらえませんかねぇ?・・・できれば永遠に。」
男は懐から同じナイフを取り出す。
それを勢いよくアリアスに向けて放ってくる。
アリアスはナイフを簡単に弾いて見せた。
すると、右側に立っていた暗殺者がすでに懐まで飛び込んでいた。
ナイフに気を取られすぎた!
暗殺者は拳を振り上げて来る。
ボディーに直接食らうのを防ぐため、右腕でガードする。
しかし、その拳の威力は予想以上に大きなものだった。
「・・・ぐっ!」
アリアスは少しふらついた。
だが、すぐそばにドアがあるのを確認すると、飛び込むようにしてドアに接近する。
「させねぇよ。」
残ったローブの暗殺者が、アリアスとドアの間に入ってくる。
そして、剣の一閃。
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