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「あの二人が今回魔法管理局の特殊部隊に選ばれたのか、むちゃくちゃ可愛いくね?」
「お前知らないとか潜りか?アリスちゃんにティアちゃんだぞ?今年入ってきた一年生だよ」
「二人共レベル4の訓練やってんだって」
校庭の中庭で昼食を食べているアリスにティア、それを見つけて生徒達が目を奪われていた。
そのルックスで多くの男子生徒から見つめられているが、二人は気にしていないのか会話を続けている。
そんな二人にエルウィンがコーヒー片手に近付いてくると笑顔で話しかけてきた。
「二人共、ゼロの特殊部隊に選ばれたんだってね?おめでとさん。隣いいかい?」
「ありがとうございますエルウィン教官」
「ありがとうございます、隣どうぞ」
エルウィンはにこりと笑うと二人の隣に座った。
「二人共もうレベル4の訓練してるんだって?やるじゃないかい、上級生でもレベル4まで進んでる奴は中々いないよ」
「エルウィン教官、確かアートフォン学園には訓練レベル10まであるらしいんですが……10まで到達した学生はいるんですか?」
エルウィンの言葉を聞いて、ティアが疑問を口にした。
「10はおろか、卒業までに6に到達出来た生徒すらほとんどいないよ。
たった……五人を除いてね」
「五人……ですか?」
エルウィンの言葉を聞くと、アリスは驚きの表情でエルウィンを見た。
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