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「それが育ての親に対する態度かモプ~!?」
「それとこれは別
いーくん困ってるから早く還してあげてよ
オイラ、別に飯が肉じゃなくて骨でもいいよ」
「イヤャャア~~!!」
ナゴミは滝のような涙を流しながら甦生の術の準備を始めた
「ナゴミ、完璧にモプの尻に敷かれてる…」
庵は泣くナゴミと早くと急かすモプを見て、ナゴミを哀れむような気持ちになった
‘まぁ、ナゴミだからいいか
とにかくこれで現世に還れば、ようやく高校生活を送れる
やっと『束縛』から解放される…!’
庵はこみ上げる興奮をなんとか抑え込み、ナゴミの準備を待った
「早くしろよナゴミ…!」
「もう暫しお待ちを~!」
甦生の術の準備に時間がかかるのは庵も分かっている
しかし、待ちきれない庵は貧乏揺すりをしながらナゴミを急かした
あと少しで現世に還れる
そう思ったとき、その言葉が閻魔の間に響いた
「お前はもう、現世に還らなくていいぞ、成岡 庵」
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