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「そんな警戒しなさんな
俺が用があるのは、その成岡 庵っていう小僧だからさ」
ノワールは面倒くさそうに庵を指差して言った
「へっ、ボク?」
「いーくんはノワールに用はないぞ!!」
モプは唸り声をあげ、今にもノワールに飛び掛かりそうだ
「小僧になくても俺があるんだよ」
「この閻魔の間に滅多に来ない君が、どうして冥土に来たことない庵を知ってるんだい?」
「どうしてって…、ドジゴミが間違えて連れてくる可哀想な人間って有名な小僧だぜ」
「えっ、ナゴミのせい!?」
「ナゴミィィィー!!」
庵は叫びながらナゴミの胴にしがみつくと、そのまま後ろに仰け反りプロレス技を披露した
「ぐはぁ!!」
脳天直撃を食らったナゴミは、ガラガラと音を立てて身体が崩れていった
「モプ、食べていいよ」
「がぉー!!」
「哀れな死神…」
庵に指示されたモプはナゴミだったものにかぶりつき、その光景をノワールは哀れんでいた
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