0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ドジしなけりゃ全ての死神を仕切れる程なのに、残念だわ…」
「イタタタタ…生憎ナゴミは、誰かの上に立って従えることは苦手なんだよ」
溜め息混じりにそう言いながらナゴミは復活した
「ふん、つまらん…
おい小僧、とりあえずこっちに来い」
ノワールは大股で庵に近付き、庵の腕を掴み引き寄せた
「あっ…」
ノワールの顔が庵のすぐ目の前にあった
整った顔、柔らかそうな黒髪に灰色の角が先程よりよく見えた
そして、赤と青の瞳も…
「…綺麗な瞳……」
「はっ…?」
庵の呟いた言葉にノワールは一瞬驚いた顔をした
しかし、その顔はすぐに消え、不機嫌そうな顔になった
「何を言うかと思えば…
いいか人間、二度とこの瞳について触れるな…!
次は八つ裂きにする…!!」
鋭い爪を庵に見せながら、ノワールは睨みつけた
最初のコメントを投稿しよう!