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「長期に渡る任務、大義であった。ボスがお前の帰還を心待ちにしている」 そして。と、 独特な金属音が響いたかと思えば。 冷たい銃口が彼に向けられ。 「これで任務終了とする。御苦労だった」 引き金に掛かる太い指に力が籠められる。 「今の自分に――別れを告げよ」 「……今さらだよ」 「許せよ」 向けられたそれを見つめ。彼はそうなることをずっと前から知っていたというように再び青い双眼を閉ざし。 彼ら以外には聞こえない鋭い銃声が礼拝堂に鳴り渡った。 祓い屋 紅ノ段へ続く――。
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