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『助かる方法はない』
『100人に送ったとしても無駄』
『キリコさんは、自分の首になる首を探してさまよう怨霊』
『メールを通じて、7日後に会いにくる』
『送られて来た画像はおそらく前の犠牲者』
『死体の画像が添付されたメールはキリコさんが会いにくる前触れ、それ以外は偽物、でも、本物はいくら回したって逃げられない、被害者は今現在でも増え続けている』
「な、んなの……」
画面に表示された宣告に思わず震えた。
死ぬ――。
キリコさんに、殺される……。
そんな、馬鹿な。
どこの誰が書いたかも知れない、そんな言葉をこの時は簡単には信じることが出来ず、ナツメはマウスを動かし、他のページも開いてみる。
しかし。
書いてあることは対して変わらず。
キリコさんのメールを貰った人は一週間後に死ぬと、そう書き込まれていた。
(ほんとうに……そうだっていうの……?)
あの時見た、頭部の無い、人の遺体らしき写真。
弟のおびえた顔。
同級生の姉弟の変死――。
あのメールには確かに、送らないと一週間後に会いに行くと書かれていた。
もし、もしも……あの写真が本物で、本当に。
あの写真に写っていた人が……キリコさんという者に殺されたのだとして。
ここに記されている情報が、本当だとしたら――。
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