第二十四幕 チェーンメール 後編

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「……これは……」 恐る恐る開いた先には酷い文字化けのメールアドレス。 そして添付ファイルが一件。 付いていたのは、 見覚えのある。駅前の雑踏。 なんだこれは。 この写真、それに見たこともないメールアドレス。 誰が……一体、何のために。 そこまで思って。 昼間掻き集めた情報が、頭の中で弾けた。 ――キリコさんは、事故で首を無くして彷徨う――。 ――怨霊――。 ――メールを通じて、7日後に会いにくる――。 体が冷たい水中に投げ込まれ沈んでいく感覚。 いつしか、冷や汗が浮かび。 全身が張り詰める。 ナツメがメールの最後に書かれた一文を読み終え、携帯を床に落とした時。 『   とめ ちゃっ た から ばつ、げー   む  』 甲高い笑い声が、耳元に流れてきた。
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