99人が本棚に入れています
本棚に追加
/212ページ
途端
どこからともなく警告音が響き渡った。
心臓が止まる勢いで驚く。
そして、部屋中の壁に血文字で……
"WARNING! WARNING! WARNING! WARNING!"
「何だ!?何が起こった!?」
「ねえなんかヤバいよ!!早く出よ!!」
愛紀の判断に従う。今回はかなり……ヤバい。
ーーしかし、
「隼人兄ちゃん!愛紀姉ちゃん!大変!!ドアが開かない!!」
「何だと!?」
入った時にドアは見返さなかったが、ドアには文字が一文字ずつ書かれたスロットが6つ、その下に白紙と鉛筆があった。
絶えず響く警告音。
「何だよ!!何なんだよこれは!!」
ヤケを起こして何度もドアを引いては押し。しかしビクともしない。
最初のコメントを投稿しよう!