4人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
でも寂しくなんかない。
私にはたった一人の友達がいる。
そのこだって私と同じ力を持っている。
つい最近、秘密の小屋で出会ったんだ。
秘密の小屋といっても古い小さな物置小屋。
そのとき、私が入ると彼はもういたんだ。
私だけの秘密の小屋だったからショックだった。
その感情から力が発動し、私の回りに風がまきはじめた。
普通の人が今の私を見たら異常者扱いするだろう。
ところが彼は驚きもせずに、いや、不思議そうに呟いた。
「君も魔法使えるの?」
「魔法?」
魔法なんて絵本の中にしか存在しないもの。
小さな頃から気づいてた。このこはなにをいっているんだろう、そう思った。
最初のコメントを投稿しよう!