第1章

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でも寂しくなんかない。 私にはたった一人の友達がいる。 そのこだって私と同じ力を持っている。 つい最近、秘密の小屋で出会ったんだ。 秘密の小屋といっても古い小さな物置小屋。 そのとき、私が入ると彼はもういたんだ。 私だけの秘密の小屋だったからショックだった。 その感情から力が発動し、私の回りに風がまきはじめた。 普通の人が今の私を見たら異常者扱いするだろう。 ところが彼は驚きもせずに、いや、不思議そうに呟いた。 「君も魔法使えるの?」 「魔法?」 魔法なんて絵本の中にしか存在しないもの。 小さな頃から気づいてた。このこはなにをいっているんだろう、そう思った。
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