魔武器を作ろう?

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何で後ろから?と思ったら、皆は名前を付けるのに苦労していたり、能力の把握に時間が掛かったりしていた。 ニーグ先生はちゃんと能力の把握まで出来た者から記入しているらしい。 それも成績になるんだとか。 経験者の僕達が早いのは当たり前だから、ちょっと申し訳無い気がしちゃうな。 だけど皆を待っている時間は勿体無い。 ニーグ先生のチェックが終わった聖雅の魔武器が双刀だったのが見えたので、聖雅に手合わせを頼む。 って言うか、双刀って父さまと同じだよね? 聖雅がどんどん父さま2号になっていくよ。 刀を構えてゆっくり斬り掛かれば避けられ、長さの違う刀を上手く使って立て続けに斬り掛かって来る。 師が父さまだからか、動きも似てるんだけど!? 躱したり刀で受け止めたりしながら聖雅の動きを見ていると、そこまで!とニーグ先生に止められた。 そちらを見ると、皆がポカーンと僕達を見ていた。 ライルと正臣、クリスとハンナも手合わせをしていたらしく、それぞれ構えた状態で止まっている。 「暇だからって勝手に手合わせしてるな!この後で魔武器を使って訓練する予定なんだから!」 「「「「「「済みません」」」」」」 慌てて魔武器を仕舞い、列に戻ってニーグ先生に謝る。
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