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「所でセレスは大丈夫って?どう言う事?」
「ああ、この山のルールを守れる者しか拠点は使わせない事にしてるんだ。ルールは彼処に書いて有るから確認しておいてね」
首を傾げるロイスに答えると、ルールを確認に行く。
確認し終わったのを見計らって、設備の説明をする。
「温度調節の魔法陣付きマントがその棚に入ってる。冷蔵庫には食材も入れてあるから。非常食はこの棚。どっちも中身は僕が確認して補充してるから、気にせず使って。お風呂は此処だけど水は貴重だから節水よろしく」
ロイスは頷きながら確認していき、至れり尽くせりだね、と笑った。
一通り説明が終わったので、次、行ってみよう。
「んじゃ、次は山頂の拠点に行くよー」
メインのアイスフラワーは山頂付近に生息だからな。
再びロイスを掴み転移。
が、今度は景色はほぼ変わらない。
「わかり難いと思うけど、此処が山頂の拠点だよ。目印はあれね」
僕は屋根を指す。
「さっきの所より角度が急だね」
「山頂付近は風が強いから」
「そうか」
「ん、だから外に出る時は気を付けて。マントも吹き飛ばされそうな勢いだから、コートを着てね」
「コートを?」
「ローブよりピッタリしてて風の影響を受け難い。中腹の方でマントが入ってた棚に入ってるから、使って」
「わかった。有り難う」
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