学園祭準備だ

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「じゃあ聖雅ね。あ、騙されて偽物買わされる役は……正臣?」 「え、オレってそう言うイメージ!?」 「や、剣と比べればって事で?」 「あーもー、わかった。それで良いよ」 「なら剣は龍に挑む役だね」 「なあ、タータやラフィリクは背が有ってモブな感じじゃないから、王の側近と言うのは?」 「おお、確かに王が1人で居るのはおかしいよな」 「んじゃ、残りの男子で最初に群がる男共、プロポーズ5人組のそれぞれの部下、王の所の兵士を兼任して」 「あ、その内の王の使者は?かぐや姫が月に連れ戻されるって聞いて確認に走るんだよな?意外に目立つ役だけど」 「なら、ヤップは?足が速いから適役じゃない?」 「おー、ならそれで」 「んで、女子の残りで、屋敷の使用人と月の使者の部下に分かれるんだな」 「そうね、でも使用人は3人位で良いかな?月の使者の方が人数が要るのよね」 ……ノリでドンドン決まっていくけど、それで良いのか? ちょいちょい性別を無視してるんだけど? でもクリスとハンナの事を考えての配役でもあるんだよなー。 なんて思ってる間に黒板にはさっきの案がしっかり書き出されていて。 「ではこれで決定しまーす」 エーデの言葉で拍手が沸き起こった。 決定ですか、そうですか。
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