中間テストと指名依頼

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ギルドの転移陣を出ると、聖雅は、依頼を受けながら正臣達と合流する、と受付に向かった。 僕とクリスは一度0番隊の修練室に転移。 銀のローブを着ると、任務書でドラゴンについての確認をする。 そこにサリューが転移してきた。 「あれ、隊長に副隊長。もしかして一緒に任務か?珍しい」 同じ任務書を覗き込んでいた僕達を見て、少し驚いた顔をする。 クリスが副隊長になってからはずっと組んでなかったもんな。 「ああ、受けようとした任務が同じでさ。学園で一緒に指名依頼を受けるんだけど、それにも関係するからどうせならって」 「へぇ、どれどれ」 サリューも任務書を覗き込み、目を見開く。 「は?洞窟にドラゴン?え、あ、建材の山の所か!うわ、迷惑なドラゴン共だな」 ドラゴン退治と知って、こんな事を言うけれども目はキラキラしている。 ドラゴンと遊ぶのが好きな彼には、是非受けたい任務なんだろう。 「なんなら一緒に行くか?大人しく引っ越してくれなければ、洞窟の外に追い出した後で討伐する事になるが」 「うわー、行きたいけど、これから一番隊の応援に行く事になってるんだよなー。残念」 心底残念そうに言うサリューに、なら次の機会に、と言って別れる。
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