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それをライトチェーンで捕縛して、ギルドの牢に強制転移させていく。
そしてシヴァルに念話で報告。
一応人間だったけど、卵の存在とか知ってたからな。
魔族がウインドドラゴンを追い出したのと関係が有るのかも。
さて。
咄嗟に入口に出てしまったから、やり残した事をするかな。
洞窟の入口少し奥に戻り、その壁にさっき刻んだ魔法陣に魔力を籠めて結界を張った。
僕はすり抜け可能だけど、他の何者も入れない様に設定してある。
また勝手に何かが居着かない様にね。
少し奥にしたのは、入口は人間が雨宿りやら魔物から逃げるやらで使うから。
「取り敢えず終了か。強制転移ばっかりだったけど」
そういいながら、背中に感じるザワザワチリチリする感覚が嫌で、その先は念話で話し掛ける。
《ついでに魔族の様子でも探ってみるかな?》
それには、クリスは呆れた顔をする。
「僕の出番、無かったよね」
《だからそれ、僕がやるよ》
クリスも何か感じるのか、合わせて念話で返してくる。
「え?あいつらを中に入れない様にしてくれてただろ?あんなのの相手の方が大変だよ」
「でもローブのお陰で変な絡まれ方はしないし、大丈夫だったよ」
「それなら良いけど」
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