中間テストと指名依頼

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まだ彼女がヌリアムの行動に気付いた事は知られておらず、今の内に確実になんとかしたいのだと。 戸惑う2人に、ソウちゃんは魂の浄化後に輪廻の流れに乗って貰うと説明。 それは嫌そうだったが、このままでは輪廻の流れから弾き飛ばされて永遠に虚空をさ迷うか、永遠にヌリアムに利用され続ける事になると言われて了承した。 神に歪められた魂の浄化は、創世神であるソウちゃんしか出来ない。 彼等はヌリアムによってヌリアムに逆らえない様に魂に刻み付けられており、浄化しなくては彼等に自由は無かった。 そのままでやり直しさせてやりたかったけどな。 それはソウちゃんも同じな様で。 「せめてお2人の絆は繋げておきましょう。新たな生で出会える様に」 愛し気に言うソウちゃん。 その言葉に嬉しそうにお礼を言って、2人は浄化されて輪廻の流れに乗せられた。 綺麗になった魂に安堵して見送っていると、ソウちゃんに声を掛けられた。 「陽真、ヌリアムを捕らえて下さい」 「はいよ」 ま、当然だわな。 あー、またカノンの負担が増えちゃうか? そんな事を思いながら、俺はまた、こっそりヌリアメッテラに向かった。 今度は天界だけどな。 さあ、ヌリアムよ、覚悟しろよ?俺は怒ってるんだ。
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