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そしてこのメンバーで山に入り、お目当ての木を探す。
ま、直ぐに見付けて伐採の計画を立てるんだけど。
ただ切れば良い訳じゃ無いからね。
「んー、この木を切って、そうすると次はあの木かな」
「そうすると彼処の木と彼方の木を切れば良いね」
「んで、あれとそれは下に薬草が生えてるから残して、あ、あれなら大丈夫だね」
なんて話をしながら、ルシから堕神についての話を念話で聞く。
因にルシの念話は盗聴も介入も出来ないものだから、ライルやクリスに聞かれる心配は無い。
流石、安定の高スペック。
しかし転生者が騙されて襲ってくるとは考えて無かったよ。
しかも気配も魔力も全く感知させない能力とか、厄介な。
でも、そう言うのの相手は父さまがするとか。
それはラッキー。
……とは言えない。
結局、地球人が被害者って事だもんな。
父さまは、創世神様に言われて転生者の歪んだ魂を回収しているのだそうだ。
恭平達がそうなってなくて良かったけど、他にも被害者の転生者は居るのかな?
それにしても、他の神の尻拭いを創世神様がしなくちゃいけないなんて、なんかムカつくなぁ。
捕らえたと言う堕神、どうしてくれようか。
そんな事を考えていると、ルシに肉球で足をポンポンされた。
《カノンてば倒す気満々だね》
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