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「いくら吠えても人間だもの、怖くは無いわよ。寧ろ歓迎するわ」
「逆に叫ばれなかったらショックよねー」
おー、彼女達の辞書には、緊張の文字は載っていない様だ。
頼もしいね。
「さ、皆、出番よ」
使者の1人に扮しているエーデが、他の使者の子達に声を掛ける。
皆で頷いて、シズシズと静かに、厳かに舞台裏の階段を登る。
月からだから、高い位置からの登場なんだよね。
なので、高所恐怖症の子達はかぐや姫の家の使用人になっている。
そしてやっぱり、彼女達の登場で野太い歓声が大音響で上がった。
それが落ち着くと、やべぇ、とか、レベル高いな、とか、マジ天使ちゃんばっかり、とか、美女軍団キター!、とか、俺のハーレムになってくれ!とか、潰しておかないとヤバイか?と思う発言の数々。
どうしてくれようか、と思っていると、先生方が睨み付けて静かにさせていた。
どうやら殺気付きだった様だ。
有り難うございます。
そしてハンナが頑張って台詞を言う。
ハンナに合わせて台詞も短くして、蓮華とリリィで補う形にしてある。
パメラとキーナは喋らない方が月の使者のイメージが良いからと台詞が無いのだが、2人も綺麗だから、注がれる視線も少なくない。
そして兵達が戦意を失ってる間にかぐや姫は使者と共に月に帰っていく。
さ、最後の出番だね。
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