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だからか、直ぐにトミーが戻ってきて、注文したクレープを渡してくれた。
「お待たせしました!生クリームフルーツミックスとチョコクリームバナナです!」
ん、美味しそうだな。
「「有り難う」」
「お買い上げ有り難うございました!2人でコンテスト頑張ってね!」
トミーに声援を貰いカノンは、何を頑張れば良いかわかんないけどねー、と笑い。
俺は、有り難うな、とトミーに返してその場を離れた。
クレープを食べながら、コンテストに出るから時間が無い、とお化け屋敷の勧誘を断り、迷路の勧誘を断り。
持ち帰り用に教室前で売っているドリンクを購入し。
良い匂いに誘われ、数種の肉の串焼きや唐揚げ等を、コンテストが終わったら欲しいと予約していき。
やっと中庭に到着した。
「もう結構な人が集まってるねー」
「ああ。でもエントリーはエーデ達がしてくれてる筈だから、あのの列には並ばなくて良いだろう」
「あ、あれってエントリーの列なんだ?」
長い列を作っている受付を見てうんざりしたが、ピーターが言っていた事を思い出す。
―――――エントリーはしておくから、軽く他のクラスを覗きながらデートしてきなよ。
聞いた時は、なんて気の利く奴だと感心したが、本当の目的は、仲良くしてる所を見せ付けてコンテストで有利に、って事らしいからな。
エーデを守る為と頑張って鍛えてるピーターだが、策士タイプなんだよな。
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