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本人達は実行委員だから参加出来ないそうで、あそこが一番のカップルな気がしてる俺は残念だなと思ってしまう。
と、受付の横でハウエルとパメラと話をするエーデが俺達に気付いて手招きする。
なので人を掻き分けながら合流。
「待たせちゃった？ゴメンね」
カノンが謝るが、その必要は無いだろうな。
「大丈夫。お陰で投票してくれる人が増えたから」
ほらな？
エーデの言葉に、そう？とカノン。
「ピーターはどうした？」
姿が見えず尋ねれば、ステージの最終チェックに行ってるとの事。
「皆は此方の参加者控え室で待機しててね。って私も控え室担当だから、一緒に行くんだけどね」
エーデはステージ横の大きなテントの中に俺達を案内する。
中はパーティションで仕切られていて、男子更衣室、女子更衣室、と書かれたカーテンが見えた。
「それぞれステージ用の衣装が有るの。今までは毎年、サイズ直しやら作り直しやら大変だったらしいんだけど、カノンにスタンプ借りられて、今年は浄化で綺麗にするだけで済んで、先輩方が喜んでたわ」
そう言って衣装を渡される。
一々説明するのが面倒だったのか、衣装にメモ書きが貼られていた。
一言、魔力を流せばサイズ調節出来ます、って言えば良いだけなのにな？
ついでに、着替えは更衣室で！と書かれていたのには笑った。
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