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とうとう、授業として依頼を受ける日がやって来た。
授業なので、クラス毎にギルドに行き、チーム別に受付をする。
Sクラスはギルド『ケルベロスの鉤爪』に行くらしい。
家ではなくて良かったかな。
折角だから、違うギルドに行きたいもんね。
だけど、クラスメイトの皆は『不死鳥の羽』ではなくて、ガッカリしている。
だけど家は、高ランク任務が増えていて学生に付き添う番号隊員を確保出来ない、と言う理由で、今回は受け入れをしないんだ。
そうでなくとも僕達が学園で受ける側で抜けてるからねー。
ま、ケルベロスは担任の所属ギルドな訳で。
そんなニーグに、俺の所属先では不満か?なんて聞かれた皆は、全力で首を横に振った。
因にAクラスは、担任のルプ先生が所属している『人魚の誘い』に行くらしい。
トミーも自分の所属先ではないから、いい勉強になるだろう。
彼処は女性隊員が多くて安心だし。
兎も角、ニーグの用意した転移魔法陣でSクラス全員で『ケルベロスの鉤爪』へ。
この人数で建物の前に出ると迷惑だと言う事で、建物の横の路地が転移先になっていた。
普段は路地裏に近付かない様に言われている皆は、珍しそうに、一部不安そうに、路地を見回す。
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