僕達の異世界交友録にっ

授業で依頼を受けよう

ゾルドが男を連れて出ていくと、ニーグが受付に行き、学園からの書類を渡す。

やっと受付だよ、ヤレヤレ。

前もって生徒の情報は伝えられていて、これは最近の授業の様子等を書いた物を追加しているのだが。

それを知らない者達は、その書類で依頼が決められると思いドキドキしている様だ。

既に依頼は決められていて、同行する隊員も決まってる筈だけどねー。

と。

「まずは第１チームから順に３列に並べ」

ニーグに言われてチーム毎に整列する。

「さあ、第１チームから受付だ。受付ではギルドカードを持ってる奴は出すように。それ以外は仮のカードが発行される。学園に在籍中はそのカードで依頼を受けられるから、無くすなよ」

ニーグの説明を真剣に聞く皆。

僕がギルドカードを受付のお姉さんに、お願いします、と渡すと、確認します、と横の水晶玉に翳した。

「はい、確認が終わりました。カードをお返しします」

カードを返されてボックスに仕舞えば、皆が、おおー、と感動してた。

そして。

「あなた方のカードは此方になります」

と、第１チームの面々にカードが渡されると、それをキラキラした目で眺める。

他のチームの皆も早くカードが欲しくてソワソワしだした。