依頼授業は大変だ

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男女別に部屋に入り、少し休憩する事に。 30分位で男子の部屋に集合する事になっている。 ソファーに座り、僕は備え付けのお茶セットでお茶を淹れる。 置いてあるお菓子がお饅頭だったから、緑茶かと思ったがほうじ茶の様だ。 3人分淹れて、シルビアとレベッカに渡すと、香りを嗅いで首を傾げる。 「東の町のお茶だよ。其処のお菓子はサービスで食べて良いんだ。お菓子に合うと思うよ」 僕がそう言うと、恐る恐るお茶に手を伸ばすシルビア。 レベッカも、これお菓子なの?とお饅頭を手に取った。 と、そこにノック音。 僕が応対に出ると、トレムさんを含めた男子が揃って立っていた。 「あれ?どうしたの?」 尋ねるとトレムさんが、部屋の確認をしに来ました、と言う。 皆で?と思ったが、どうやら落ち着かないからと皆で来たらしい。 中の2人がどうぞ、と言うので、彼等を中に入れると。 お茶を飲みながらお饅頭を食べているシルビアとレベッカを見て、あ、と言う顔をする。 「それ、食べ物だったのか」 デルがお饅頭を指して言うと。 「そう!カノンがお菓子だって言って、ここのお茶を淹れてくれたから食べてみたんだけど、美味しいわよ!」 レベッカがいい笑顔で答えた。
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