僕達の依頼授業は?

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「お疲れー」 此方に向かって来たハンナに声を掛ける。 剣と蓮華とラフィは生徒側だったからと、そのままハウエル達と報告に残っている。 因に別チームのアランも生徒側だそうだ。 別で依頼授業をするのは、魔王との対戦を想定して、隊長副隊長の4人と勇者と英雄の6人で、と言う事になるので、それ以外は生徒側として受ける事になっていたらしい。 そんな話は聞いてなかったぞー? ライルも初耳らしく、ニーグを睨んでいる。 ハンナも、受付の当日になって付き添いのケルベロスの隊員から告げられたそうだ。 フム。 で、アランの話は偶々隣で話していたのが聞こえたそうで。 僕達は、付き添いでの参加だけど生徒でもあるから、前もって情報を貰えなかったと言う事らしい。 「そう言えば僕達の付き添い、トレムさんが頼まれてるって話だけど、聞いちゃって良かったのかね?」 トレムさんに言われた事を、口止めされていなかったから話してしまう。 「「そうなんだ?」」 「カノンの所の付き添い隊員だよな?」 「仲良くなったの?」 あー、僕以外は彼を知らないんだっけ。 なら、問題無いのか。 反応の薄い2人を見て、皆が知ってる気になってただけだ、と言う事に気付く。
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