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「トレムさんはマロウの遺跡調査の相棒なんだよ」
改めて説明すると、ああ!と、2人。
以前からの知り合いだと納得した様だ。
「確か遺跡調査専用の隊員だろ?何でまた学生の付き添いに?」
ライルの疑問に、今は何処も人手不足らしい、と返す。
「本当に、魔物の群れ、増えてるから」
ハンナの所も、環境調査の森林地区担当の隊員だったとか。
「俺の所はランクアップ試験の戦闘担当の隊員だったな」
だからあまり違和感が無かったけど、とライル。
「結構、深刻だな」
僕の呟きに、ライルとハンナも頷いた。
と、報告が終わったハウエル達は、ゆっくり休めよ、とニーグに転移で寮に帰される。
剣と蓮華とラフィも、生徒側だから一緒に帰される事になり、先に帰ってるね、と手を振り消えていった。
そうこうしていると、ほぼ同時に、クリスとアランのチームと、聖雅と正臣のチームが帰ってきて。
皆が無事な姿を見て、ホッとする。
「無事に、帰ってきたね」
報告書を纏め終わったハンナも、彼等をみて笑みを浮かべる。
と、クリスと聖雅と正臣が此方に向かってきた。
アランはピーター達と報告する為にニーグの所に残っている。
「「お疲れー」」「お疲れ様」
僕達の声に、彼等も、お疲れ、と返してきた。
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