僕達の依頼授業は?

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ともあれ、転移なんて使わずに走れと言う事か。 皆でニーグに、いってきます、と言って、ギルドを出ると走り始める。 正臣と聖雅を真ん中に、クリスとハンナがサイドを、ライルが前で僕が後ろを走る。 それを後ろから追い掛けるディネルとトレムさん。 北側の門から王都を出て、そこからはスピードを上げた。 途中までは大きな街道だから魔物避けがしてある。 龍国に向かう船が出る北西の港町へ続く街道で、道沿いに町もいくつか点在しているからだ。 魔物相手なら安全な道だが、盗賊は出る。 なので出会す度に走りながら殴って気絶させて、そのまま放置しました。 殆どライルがだけど。 行きは時間との競争だから、構ってる暇は無いしね。 ディネルが何とかするだろう。 そう思ったら、通り過ぎ様にタッチしてギルドの牢に転移させてたみたいだ。 トレムさんは、走ってついてくるのがやっとなのか、それとも盗賊を伸しながらも走るのを止めない僕達(ライル)に呆れているのか、沈黙を守っていた。 休憩無しで走り続けて、街道から外れる、岩山へと続く細い道との分岐に到着。 此処からは魔物と格闘する事になる。 ま、今度は待ち伏せではなく四方八方から襲い掛かって来るから、皆で対応する事になるけどね。
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