僕達の依頼授業は?

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空間属性を使える身としては、全部纏めて空間に入れてしまいたい所だが、学園では空間属性は持ってない事になっているから無理だ。 それぞれ袋同士をぶつけてしまわない様に、帰りはそっと移動しなくてはいけないから、面倒臭い。 が、そんな事は言えないので、肩に担ぐなり背負うなりして、帰路につく。 取り敢えず、皆、黙々と小走りで下山。 無駄に戦闘にならない様に、魔物に見付かる前に逃げるのだよ。 そうしてなるべく身体を揺らさない様に、小走りで走り続けて。 ギルドに戻って来た頃には空が白み始めていた。 ……結局、徹夜かぁ。 よくある事とは言え、眠くて仕方無い。 なんだか気を遣い過ぎて、疲れの種類が何時もとかなり違っている。 お腹も空いたし、お腹一杯食べてゆっくり眠りたいよー。 そんな状況でニーグに報告して、受付にムーンバットを納める。 凄く状態が良いと褒められた。 いや、それより悪い状態だとシヴァルに怒られるし。 トレムさんは、勉強になりました、と言うと、報告書を書くために奥に行ってしまい。 ニーグが僕達を寮に転移させようとするのを、朝食を食べたいと拒否してギルドを出た。 皆でナディアラのカフェに行き、ボリュームある朝食を出して貰い、しっかり食べ。 のんびり散歩がてら、歩いて寮に戻った。 さぁ、ゆっくり寝るぞー! あ、反省文を書かなきゃいけないんだった。 ……起きてからで良いか。
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