2469人が本棚に入れています
本棚に追加
空間属性を使える身としては、全部纏めて空間に入れてしまいたい所だが、学園では空間属性は持ってない事になっているから無理だ。
それぞれ袋同士をぶつけてしまわない様に、帰りはそっと移動しなくてはいけないから、面倒臭い。
が、そんな事は言えないので、肩に担ぐなり背負うなりして、帰路につく。
取り敢えず、皆、黙々と小走りで下山。
無駄に戦闘にならない様に、魔物に見付かる前に逃げるのだよ。
そうしてなるべく身体を揺らさない様に、小走りで走り続けて。
ギルドに戻って来た頃には空が白み始めていた。
……結局、徹夜かぁ。
よくある事とは言え、眠くて仕方無い。
なんだか気を遣い過ぎて、疲れの種類が何時もとかなり違っている。
お腹も空いたし、お腹一杯食べてゆっくり眠りたいよー。
そんな状況でニーグに報告して、受付にムーンバットを納める。
凄く状態が良いと褒められた。
いや、それより悪い状態だとシヴァルに怒られるし。
トレムさんは、勉強になりました、と言うと、報告書を書くために奥に行ってしまい。
ニーグが僕達を寮に転移させようとするのを、朝食を食べたいと拒否してギルドを出た。
皆でナディアラのカフェに行き、ボリュームある朝食を出して貰い、しっかり食べ。
のんびり散歩がてら、歩いて寮に戻った。
さぁ、ゆっくり寝るぞー!
あ、反省文を書かなきゃいけないんだった。
……起きてからで良いか。
最初のコメントを投稿しよう!