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まずは山頂でアイスドラゴンの様子を見てみる。
この氷山は、狭い面積に高くそびえ立っていて殆ど崖なので、登山ではなくクライミングになる。
ま、僕は前に来た事があるから、転移で行くけどね。
でも巣が崖の窪みにあるから、結局はクライミングはするんだよな。
まずは山頂に移動して、感知でアイスドラゴンを探す。
前に巣があった場所には、今は居ない。
何処に行った?
と、その巣の反対側の崖の方に居るのを感じた。
一度山頂に戻り、覗き込むと。
突き出た岩が棚のようになっていて、其処に子ドラゴンが踞って震えている。
その回りを、親だろうか、大きめのアイスドラゴンが飛んでいる。
オロオロしている様に見えるが、子ドラゴンが落ちたのだろうか?
と、もう1体、アイスドラゴンがやって来た。
子ドラゴンに向かって行き掴もうとするが、崖が障害となって後少しの所で掴めない。
……アイスドラゴンが出没するのって、もしかして助けを求めての事?
依頼書の説明では、何をしたと言う訳では無いので討伐ではなく対処して、との話だし。
僕はクライミングで子ドラゴンが丸まる岩まで降りていく。
一瞬だけ警戒した2体だが、僕の銀色のローブに見覚えがあるのか、攻撃はしてこない。
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