2469人が本棚に入れています
本棚に追加
ま、兎に角、会わせてみないとだよね。
考えるのはそれからだ。
僕はリュンクと共にジュナを連れて、アイスドラゴンの巣に戻った。
そしてご対面。
「なんと……美しい御方じゃ」
あ、クリスタルスネークの長の娘の方は一目で落ちたようだね。
ジュナはかなりのイケメンらしく、ポゥッとなってしまった。
「私はジュナと言う。ミラージュスネークとのハーフなのだが、可憐なお嬢さん、私の妻になっては貰えないだろうか」
ジュナの方も気に入ったのか、身体をクネクネとくねらせながら、いきなり長の娘にプロポーズする。
ジュナにとっては、彼女は可憐なお嬢さん、なのかー。
「なんと!蛇神様のご子息様とな!そんな御方が我を?……是非とも貴方様の妻にしてくだされ!」
あ、受けちゃった。
そして2匹でお互いの事を話し始める。
段々と身体を近付け寄せ合って、何だかもうラブラブだよ。
この様子なら、里で認められなくても里を出て、2匹で生きていきそうだな。
それはそれで良いか。
「話が纏まったなら里に送ろう。ジュナの説明をするのに父親を知っている彼が同行するから」
リュンクを紹介しながら言えば、長の娘も、龍神様!?と驚いたが、使い魔だとの説明に、僕を見る目が変わる。
最初のコメントを投稿しよう!