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「カノンのチームは見込み無しか?」
今のを聞いていたライルが尋ねてくる。
「1人を除いて個々は悪く無いと思うけどね」
それだけ言うと。
「ま、俺達は制限付きだからな、メンバーに頑張って貰うしか無いんだがな」
と、肩を竦めた。
隊長副隊長は、そこはまだバレていないが番号隊員だとは学園に知られているから、かなりの制限が掛けられている。
だから、もしお互いが当たったら、それ以外のギルドメンバーに倒してくれる様に、頼み合った。
そう言っても、皆、それ以外のチームなら倒すつもりだけどね。
そうこうしている内に他のクラスメイトもチラホラやってきて、僕達は邪魔にならない様に門から少し離れた場所に集まった。
他の学年やクラスの人達もやってきて、それぞれで集まっている。
そこにデルとロッソとシルビアとレベッカが到着。
少ししてクランもやって来た。
残るはベックだけなのだが、一向に姿が見えない。
とうとうニーグが来てしまい、ベックは遅刻となった。
「まさか欠席じゃ無いでしょうね?」
レベッカが眉根を寄せれば、クランが、それはないだろ、と言う。
「活躍してスカウトされるんだーって、はしゃいでたんだからさ。興奮して眠れなくて寝坊したってオチだろ?」
いやはや、それで今は起きて此方に向かってるんだろうか?それともまだ寝てる?
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