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驚く2年生の隙をついて、レベッカのライトボールが視界を遮り、ロッソのウインドアローが魔法陣に飛んで刺さって、魔法陣は壊れた。
「よっしゃー!」
「デル、クラン、今だよ!ベックは援護射撃!」
僕の言葉にデルとクランは身体強化して相手に突っ込んでいき、 ベックも前に出て魔武器の投げナイフを投げて、相手がデルとクランに集中出来ない様にする。
そしてデル達の攻撃が通り、残っていた2人の2年生も気絶した。
ふぅ。
「なんと!勝者は1年Sクラスだーっ!」
司会の言葉に、観客席から大歓声が上がり。
「勝った……のか?」
「え、勝ったの?」
「勝てたんだ、やったぁ!」
戸惑いながら喜ぶ皆だった。
ヤレヤレ。
その後の2回戦、3回戦も、何だかんだで勝ち進む。
上手い具合に同じクラスの面々と3年Sクラスとは当たらなかったから。
残りは10チーム。
3年生は、Sクラスから3チームで、この内の1チームは大貴族率いるチーム。
そしてAクラスから1チーム。
2年生は、Sクラスからアルガスとアイトスの双子の居る大貴族チームともう1チーム、Aクラスから1チーム。
1年生はSクラスから3チームで、僕の所と、正臣と聖雅の居る所と、剣と蓮華とハンナとラフィの入った大貴族チーム。
ライルの居る留学生チームは、善戦したが相手が悪く、3年Sクラスの大貴族チームに敗れた。
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