魔闘祭だっ!団体戦

13/23
前へ
/1646ページ
次へ
驚く2年生の隙をついて、レベッカのライトボールが視界を遮り、ロッソのウインドアローが魔法陣に飛んで刺さって、魔法陣は壊れた。 「よっしゃー!」 「デル、クラン、今だよ!ベックは援護射撃!」 僕の言葉にデルとクランは身体強化して相手に突っ込んでいき、 ベックも前に出て魔武器の投げナイフを投げて、相手がデルとクランに集中出来ない様にする。 そしてデル達の攻撃が通り、残っていた2人の2年生も気絶した。 ふぅ。 「なんと!勝者は1年Sクラスだーっ!」 司会の言葉に、観客席から大歓声が上がり。 「勝った……のか?」 「え、勝ったの?」 「勝てたんだ、やったぁ!」 戸惑いながら喜ぶ皆だった。 ヤレヤレ。 その後の2回戦、3回戦も、何だかんだで勝ち進む。 上手い具合に同じクラスの面々と3年Sクラスとは当たらなかったから。 残りは10チーム。 3年生は、Sクラスから3チームで、この内の1チームは大貴族率いるチーム。 そしてAクラスから1チーム。 2年生は、Sクラスからアルガスとアイトスの双子の居る大貴族チームともう1チーム、Aクラスから1チーム。 1年生はSクラスから3チームで、僕の所と、正臣と聖雅の居る所と、剣と蓮華とハンナとラフィの入った大貴族チーム。 ライルの居る留学生チームは、善戦したが相手が悪く、3年Sクラスの大貴族チームに敗れた。
/1646ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2469人が本棚に入れています
本棚に追加