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って言うか、大貴族チーム、どれだけ強いんだ(笑)。
2年の所なんて大貴族のチームにアルガスとアイトスが居るし。
あそこが仲が良いなんて聞いてないんだけど。
ちょっと自分の素性がバレてる可能性にヒヤヒヤしながら、対戦表を見る。
まぁ、ここらで大貴族チームと当たって戦線離脱したい所だな、と思っていたりする。
偶々、此方のチームワークが上手くいって、相手が油断してくれていたから勝ち進めたけど、それを実力と勘違いして欲しくは無いんだ。
が。
まさか本当に当たるとは……しかも、よりにもよって、2年Sクラスの大貴族チームだよ。
終った……しかも瞬殺されるんじゃない?これ。
3年生を差し置いて学園最強チームと思われる相手とは知らず、2年生なら次も勝つぞ!と気合いを入れるデル達。
次も楽勝出来るさ、ってベックの言葉に頷いちゃってる。
ちょっと、嘗め過ぎてるんじゃないのか?
思わず溜め息を吐いて頭を抱える僕に、シルビアが気付き。
「次は難しいみたい」
冷静に皆に告げた。
シルビア、周りに惑わされずに自分で判断出来るのはポイント高いよー。
それが僕を見てのでなければ、もっと良かったけどねー。
僕を見て、そうなのか?と問うデルに、肩を竦めて答える。
「だね。ノインの兄ともう1人大貴族が居るし、家のギルドの双子が入ってる。絶望的だね、瞬殺されなきゃ良いけど」
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