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「それでは、2年Sクラスネアルチーム!対、1年Sクラスデルチーム!試合開始!」
その瞬間、僕は双子に向かって駆け出す。
と、にっこり笑いながら双子も僕に向かってきた。
此方の作戦に乗ってくれた様だ。
なので僕は、銀河を剣にして持ち、もう片方の手に水の魔力で剣を作り、2人に斬り掛かる。
「わ、双剣も使えるの?流石だねー」
「1人で僕達2人を相手にするって言うだけの事はあるよねー」
なんて言いながら僕の剣を止め、やはり剣で斬り付けてくる双子。
攻防の最中でちょくちょく入れ替わるこの双子は、狙っているのか、普段は変えている髪型を同じに揃えていて、判別が難しくなっている。
ま、僕は魔力でわかるけども。
因に、先に口を開いたのは弟のアイトスで、後からが兄のアルガスだ。
どっちでも良いんだけどね。
「よくチームメイトが許してくれたね?流石、余裕って?」
僕が苦笑いで聞けば、一番厄介な相手を任されたんだよー、とアイトス。
チラリとチームメイトを見れば、頑張って戦っているが、ベックが早々に倒され隅に転がっている。
場外に落とされてない所がまた微妙だ。
戦線離脱してないから、終了前に起きればセーフだが、復活が期待出来るか疑問だからな。
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