魔闘祭だっ!団体戦

19/23
前へ
/1646ページ
次へ
どうやら意識を取り戻して、咄嗟に最後の力を振り絞り、サンダーボルトなんて最上級の魔法を放った様だ。 おー、意外にやるもんだね。 何時の間に最上級を練習してたんだか。 そしてその隙を突いて、クランが更に攻撃を追加。 「【ファイヤーアロー】」 砂混じりの風に、ユリウスが攻撃しなかったのは、彼が火と炎の属性しか持っていないから。 それなのに、敵から火の攻撃を受ければどうなるか。 砂混じりの風に火の矢が到達した瞬間、爆発した。 吹き飛ばされる大貴族2人。 ネアルの防御が間に合わなかった様だ。 「わお、やるもんだねー」 「あの2人を吹き飛ばすかぁ。凄い凄い」 それでも余裕の双子。 それはそうだろう。 此方は満身創痍だが、飛ばされた2人は、怪我はしたものの身体強化のお陰かピンピンしてる。 そして2人は。 「今年の1年生は良いね」 「ああ、先が楽しみだ」 そう言って、片手で手を繋ぎ、もう片手を前に出して魔法を発動する。 「「合成魔法【ダークフレイムドラゴン】」」 赤黒い巨大な龍が、シルビアの防御壁に向かって行った。 少し離れた所にロッソが風の壁を、シルビアの防御壁の前に再びデルが土のカーテンを作り、クランが火の身体強化をして皆を背に庇う。
/1646ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2469人が本棚に入れています
本棚に追加