魔闘祭だっ!団体戦

22/23
前へ
/1646ページ
次へ
アルガスとアイトスの双子が引っ掻き回す間にユリウスとネアルが3年の大貴族以外のメンバーを倒してしまっていた。 ただ、3年には水のミレーユが居るから、ユリウスには分が悪い様に思える。 ユリウスの火力だけではギリギリ太刀打ち出来るか、って所か。 が、ネアルも火は使えるから、2人合わせれば余裕だろう。 風の大貴族のレンとナルナの双子はアルガスとアイトスの双子が相手をして、双子対決となっている。 と、言うかアルガス達が遊んでいる。 大貴族の双子は風で身体強化していて早いけど、アルガス達は雷で身体強化出来るしな。 彼等は先見部隊の隊長副隊長だ。 基本の属性は全て持っていて、得意属性で無くても使える様に訓練している。 派生属性は氷だけだけどな。 得意属性は闇と氷だが氷が得意なら水も楽に扱える訳で。 風の双子の周りを水で囲んで、風で飛ばそうとするのを凍らせて壊させて、その破片を操作して刺していく。 うわぁ、痛そう。 レンが火を使えるが、アルガス達の氷には到底敵わない。 そしてレンとナルナは耐えきれずに倒れた。 ほぼ同時にミレーユも倒れ、2年Sクラスの優勝が決まった。 大歓声の中、僕が保健室に様子を見に行くと、デル達は目を覚ましていて元気になっていた。 それを確認すると、別の方から声を掛けられる。 見れば聖雅達が手当てを受け終わった所だった。 「お疲れー」 僕が言うと、聖雅に手を引っ張られて抱き締められる。 およ? 「あー、元気出る」 負けて落ち込んでいたのか、なんだか可愛い。
/1646ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2469人が本棚に入れています
本棚に追加