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サバイバルでは速やかに合流して一緒に行動する事を約束して、僕達はステージに戻る。
これからサバイバルの説明がされるからな。
保険室に運ばれた者達も元気になって、集合の時間までには全員が揃っていた。
そして集合時間になった途端に司会者がルール説明を始める。
ま、簡単に言うと、学園所有の無人島で明日の朝まで過ごし、共闘有りで相手を倒し、魔物から身を守って生き残れ、と言うもの。
1人ずつダメージ吸収のペンダントが配られ、一定の攻撃を受けてペンダントが壊れると闘技場に戻される事になっている。
なので命の危険は無い。
兎に角、残れば良い様だが、ただ隠れているだけでは失格になるらしい。
対戦はしなくても、魔物を倒したりしてポイントを稼がないと駄目なのだとか。
ま、魔物は食料になるしね。
捌いて調理するのもポイントになるらしいから、合流するまでに何体か狩っておくかな。
因にボックスの使用は禁止で、全員にリュックが配られた。
水筒と皿と椀、ナイフや小鍋や串、寝袋、等々の最低限の装備が入っている。
ご親切に水筒には水が入ってる。
まぁ、調理とかにはこれでは足りないと思うけどね。
明日の朝までの飲料水、だな。
そして、司会者が叫ぶ。
「それでは皆さん!頑張って下さいね!サバイバルスタート!」
その瞬間、視界が揺らいで、一瞬で僕は森の中に居た。
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