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誰か1人の負担にならない様に、バリアを皆で重ね掛けする事に。
内側で魔法陣を使ったので、離れても効果は続くし、僕達ならこのバリアをすり抜けられるから、一々解除して掛け直す必要は無い。
敵が壊そうとしても、魔法陣のお陰で1枚ずつがそこそこ強度のあるもので、それが幾重にも張られていたら嫌になるだろう。
「よし、食事の用意だ」
火をおこし、串に刺した肉と魚を焼く。
その横で剣達が捕まえた魚を捌いて、身を刺身に、アラを汁物にしていく。
鍋は小さいので、アラを全員の鍋に少しずつ入れて、水は僕がスモールベアの胃袋に汲んでおいたものを注ぎ、並べて火に掛けた。
ちゃんと並べて調理が出来る様に聖雅と正臣で竈を調整していたから、大助かりだ。
その辺りは聖雅が父さまに、正臣が光哉に、それぞれ教えて貰ったらしい。
ハンナとクリスはそれぞれ、焼くとホクホクする芋に似た食感の木の実とフルーツを採っていて、横で木の実を焼き始める。
主食とデザートをゲットしてあったとは、流石だよ。
「僕らってチームワークバッチリだよね」
蓮華が嬉しそうに笑うのにつられて、皆も頷いて笑った。
調理の終わったものを皆で美味しく戴いて、これからどうするか、と言う話になる。
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