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「ここまでで、全員ポイントはゲットしてる筈だよね?」
確認の為に聞いてみると、皆、頷いている。
取り敢えず脱落者は居ない様でホッとする。
「でも、もう少しポイントは欲しいし、人数を減らしておきたいよな」
アランの発言に、ラフィも口を開く。
「そうだな。もし残ったのが多数で、ポイントの少ない者が脱落する事になったら、悲しいしな」
おぉ、意欲的だね。
「なら、近くのグループでも潰しに行くか?」
此処に来る途中で感知したグループが居たから、と正臣。
が。
「その必要は無いみたい。入口付近に8人、煙に気付いて天井の穴の側に5人、来てる」
僕が言うと、皆も気付いて、誰がどちらに行くか話し合いが始まり。
「天井は穴から追尾型の魔法を放てば良いよ」
そう言った僕と、クリスとハンナで実行する事に。
「なら残りで入口な」
ライルが入口に向かうと、他の皆もついていった。
「じゃあ此方もやりますか」
そう言って小さい穴目掛けて、僕がウォーターアローを、クリスがウインドアローを、ハンナがサンダーアローを、それぞれ3本ずつ追尾型にして放った。
直ぐに、ギャーッ!と声が3つ聞こえて敵の魔力が消えた。
「「「よしっ」」」
3人でハイタッチ。
すると入口付近でも、次々と敵の魔力が消えていく。
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